こくカレ~こくぶんじカレッジ~
まちを使って、暮らしをつくろう。
- 日 時
- 2019年7月13日(土)、8月17日(土)、9月14日(土)、10月14日(祝)、11月16日(土)、12月7日(土)(全6回)
①まちのプレイヤークラス 10:00~13:00
②まちのアドバイザークラス 14:30~17:30 - 場 所
- 東京経済大学
実施プログラム
◇まちのプレイヤークラス
子育て、教育、コミュニティ、商店街、商品企画、地産地消、観光、景観など、様々な切り口で、国分寺のまちを面白くするプロジェクトをグループワークで企画します。
第1回 7月13日 オリエンテーション、自己紹介、リサーチ
第2回 8月17日 課題整理、アイデア出し
第3回 9月14日 プロジェクトの研究
第4回 10月12日 プロジェクトの具体化
第5回 11月16日 発表準備、見える化
第6回 12月7日 発表会、交流会
いずれも土曜日10時~13時
◇まちのアドバイザークラス
都市計画の仕組み、ファシリテーション、アドバイススキルなどを学び、地域の様々な人とつながることで、相談に対応できる力を身につけます。
第1回 7月13日 オリエンテーション、自己紹介、リサーチ
第2回 8月17日 課題整理、アイデア出し
第3回 9月14日 プロジェクトの研究
第4回 プロジェクトの具体化
第5回 11月16日 発表準備、まとめ
第6回 12月7日 発表会、交流会
※いずれも土曜日14時半~17時半
※第1回と第6回は、プレイヤークラスと合同のため10時~13時
講 師
田中元子さん(たなかもとこ)
株式会社グランドレベル代表/ 喫茶ランドリー企画運営
第1回プレーヤー、アドバイザー合同クラス講師
1975年茨城県生まれ。企画、執筆のほか、けんちく体操、アーバンキャンプ、パーソナル屋台など、都市や建築への関心と能動性を喚起させるため、さまざまな活動を展開している。
著書に『 マイパブリックとグランドレベル ‐今日からはじめるまちづくり‐』(晶文社)など。
2016年~株式会社グランドレベル代表取締役。2017年~墨田区千歳にて「喫茶ランドリー」企画運営。
國廣純子さん(くにひろじゅんこ)
青梅市・あきる野市五日市タウンマネージャー/ 都市研究ユニットhclab.主宰
第2回プレイヤークラス講師
1976年広島県生まれ。慶応大学経済
学部卒→日本銀行調査統計局に勤務
→東京理科大の夜学で建築専攻。
学生時代から音楽イベントの制作やPRを経験。
2007年より建築家アトリエにて犬島プロジェクト担当。
09年より北京に。西安、内蒙古等の遺跡を活かすエリア計画を手掛け、13年に帰国しタウンマネージャーに。
地域の建築的資源に、市民や企業の個性を掛け合わせた企画を積極支援し、エリア再生に効く事業に仕立てていく裏方です。
奥田大介さん(おくだだいすけ)
NPO法人めぐるまち国分寺・こくべじ配送担当/ ぶんぶんウォーク実行委員会事務局
第2回アドバイザークラス講師
1974年、岩手県釡石市生まれ、東京都板橋区育ち。明治大学商学部卒業。
高校在学中に板橋から 国分寺にアルバイトで通い始める。その後、市内の新聞販売店に13年勤務。
2007年より周辺地域の活動に参加。ぶらぶらマップ、地域媒体アサココ、ぶんぶんウォーク、おたカフェ、こくベジプロジェクト等の立ち上げに関わる。
現在はカウンセリングの仕事と併行し、こくベジプロジェク トの配送担当として国分寺の街を走りまわる。
レポート
◆こくぶんじカレッジ初日。
定員を上回る多くの方にお申込みいただき、はじめましての30秒自己紹介では、参加の皆さんの熱い思いが伝わってきました。
圧巻の田中元子さんの講演からは、大いに触発を受けた息吹が、会場いっぱいに、さざなみのように広がりました。
終了後は、キィニヨンさんの美味しいパンたっぷりの懇親会。交じり合い、語り合い、つながりあい、最後は全員で拍手の締め。12月までの冒険のキックオフを、これからへの期待と高まりのうちに終えました。
◆余韻を残しながら終了した第2回こくぶんじカレッジ。
午前中はプレーヤークラス。
ゲストの國廣 純子 (Junko Kunihiro) さんのお話のあと、活発なグループワークが繰り広げられました。
午後はアドバイザークラス。講師の奥田さんのお話のあと、引き続き、国分寺市のさまざまな部署の方から、市民との関わりのある取組みの情報提供がありました。
進行の職員さんの冒頭のご挨拶は「市を使いたおしてください」!
これら怒涛のインプットを受けて、アドバイザークラス受講生さん同士、存分に語り合っていただきました。
◆第3回目のプレイヤークラス、アドバイザークラスでは、国分寺のまちのフィールドワークによる発見や課題について、それぞれ発表し合いました。
住宅街のなかに昔から続いている農地を巡ることで、「地元野菜・こくベジと絡めて何かできたら」という想いを持つ人、湧水や森など、国分寺の豊かな資源をもっと活かしたいというアイデアなどなど。西国分寺駅南側の団地の道が、実はしっかりと「歩車分離」され、計画的なまちづくりの手が入っているのが面白い、という発見をする人も。
「この機会にしっかりとまちに目を向けてみることで、普段は気付けなかった新たな発見を得ることができました」
◆第4回目のまちのプレイヤークラスでは、チームの中間発表が行われました。回を重ねて、プレーヤークラスでは、これから取組みたい6つのプロジェクトと6つのチームが生まれました。
どの企画も、その人らしい視点や、まちとの新しい関わり方にワクワクしてくるものばかり。
午後はアドバイザークラス。
前回出た宿題は、「アドバイザー像を考えてくる」でした。現時点でのアドバイザー像を考えてもらいましたが、こくぶんじカレッジで求められるアドバイザー像の輪郭は、まだフワッとしているようです。
そこで、アドバイザー像の解像度を上げるべく、角田知行 さんをゲストお招きし「アドバイスとは」をテーマに、座学、ワーク、ディスカッションを。「アドバイスなんておせっかい?」「応援したいからこそ、役に立ちたい」「相手に寄り添うアドバイスをするには、自分には何が必要だろう」「アドバイスで報酬はもらえるの?」
逆に、「たくさんの人から、たくさんのアドバイスを得るにはどうしたらいいだろう」そんな議論も飛び交いました。
◆第5回目
まちのプレイヤークラスは、発表会に向けていよいよ大詰め。6つのチームのプレゼンが行われ、「その企画は継続できるの?」「ターゲット設定は?』「資金源、経営計画は?」といった鋭い指摘や、「この人と繋がっておくとよさそう」「国分寺にはこんな人が多いので、ターゲットを広げよう」といった具体的な提案や紹介が飛び交いました。
第5回目のまちのアドバイザークラスでは、プレイヤークラスとの協働を通して見えてきた「アドバイザーのしごと」とは「暮らしているまち」という、一見つかみどころがないものを、「もっと面白くする」とは、一体どういうことなのか どのようなものかを共有しあいました。
参加者の声
- 今まで出会った事の無い人、こくカレに参加しなかったら出会わなかったであろう人や場に出会うことが出来て、良かったです。
- サポートしてくださった国分寺市役所はじめ、事務局の皆様、温かくて感謝です。
- こんなすごい仲間に出会えるとは想像以上でした。今まで夢描いていただけのことも形にして行けることに、勇気をいただきました。
- 発信することの大切さ、会って話すことの大切さを実感。伴奏してくださった方の大切さも実感しました。