地域でやりたいことを実現するための「会議講座」
地域に暮らす「多様な人たちの意見」や「持っている力」を引き出す会議のコツを学び、「地域でやりたいことを実現する」市民力アップを目指します。
- 日 時
- 第1期 2013年9月3日(火)、10日(火)
第2期 2013年9月22日(日)、29日(日)
第3期 2013年10月13日(日)、20日(日) - 場 所
- 小平市中央公民館
実施プログラム
第1回 コミュニケーション編
「地域における会議のそもそもを探ろう!~お互い納得、しっかり合意の会議術~」
第2回 ノウハウ編
「ここを押さえよう!~会議を3倍ウマクするコツ~」
講 師
福島 毅さん(ふくしま たけし)
ワークショップデザイナー。Link and Create 代表。
大学時代は地震予知研究を専攻。
株式会社日立製作所に入社後は、宇宙技術推進本部にて宇宙システムの設計・研究などに携わる。
高校教員に転職後、生徒が社会人になったときに通用する人間力の教育プログラム(リベラルアーツプログラム)を多数提供し、全国的に紹介された。
地域においては、地域住民が主役となって活躍する「柏まちなかカレッジ」の創設・運営に関わり、行政セクターでは日本で初となる柏フューチャーセンターのコーディネーターを務めた。
2013年4月に教職を退職し、独立。
教育分野を中心に日本をリ・デザインすべく様々な活動を展開すると同時に、柏市内の民設の創造空間NOBでフューチャーセンターディレクターを務めている。
百田 浩(ももた ひろし)
NPO法人MyStyle@こだいら監事、株式会社グッドデイズ代表、小平市自治基本条例市民 の集い共同代表、ファシリテーター、賃貸経営コンサルティングマスター、ファイナンシャルプランナーほか
自動車メーカーを早期退職し起業。社員教育や企業風土改革の取り組みと起業体験をもとに、課題や思いを共有し解決策を創造するファシリテーターとして、まちづくり関連の講座や自治体職員研修の講師として活動。
小平市では、自治基本条例をつくる市民の会議の共同代表として、多様な市民の意見を条例案としてまとめ、議会で制定された。
レポート
地域で活動するときに、会議はつきものですが、だれかの意見が強すぎたり、同じことを繰り返し議論したり、など、進行の難しさに直面することが少なくありません。
この講座では、「地域でやりたいことを実現する」市民力アップを目指し、地域に暮らす「多様な人たちの意見」や「持っている力」を引き出す会議のコツを学びました。
—実施内容—
【第1回】コミュニケーション編
「地域における会議のそもそもを探ろう!~お互い納得、しっかり合意形成の会議術~」
地域での活動は、さまざまな価値観や立場の方たちが絡み合うだけに、合意形成の難しさをはらんでいる場合が少なくありません。
「地域でやりたいことを実現する」ためには、
合意形成 をいかにつくっていくか、
コミュニケーションのありかたは、どういうものなのか、
という「そもそも」の部分が理解されることが、大切です。
会議は単に伝達するだけの役割ではなく、もっと豊かな実りをもたらすための、 大切なプロセスです。
そのためには主催者が運営する力も必 要ですが、参加する一人ひとりが「そもそも」を理解し、良い参加者になるこ とも同時に大切です。
会議講座の第1回は、この「そもそも」の部分にスポットをあて、新しいコミュニケーションの手法であるNVC(Nonviolent Communication = 非暴力コミュニケーション)の要素なども取り入れ、よい会議のためのコミュニケーションを探索しました。
【第2回】ノウハウ編
「ここを押さえよう!~会議を3倍ウマクするコツ~」
第1回で、そもそもを探求した後は、具体的な会議ノウハウに進みます。
1回3時間の講座の限られた時間ですが、「ここは押さえておこう 」というポイントを解説しました。
また、地域の会議の場で「よくある」シーンを題材に、「こんなときどうする?」というワークも取り入れながら、明日から使える「ツボ」を持ち帰っていただきました。
参加者の声
- 何となく「会議」について感じていた不満を形にして、それを「良くするには」「こうすれば」と教えていただいて、すごく「そうだな!」と納得しました。いかしそれを実践していくには場数が必要なようです。でも、知ると知らないでは大違い!ありがとうございました。
- 会議の進め方を会議開始前に確認するということは意外と抜けがち。これをやった方が良いと思った。
- 満足感いっぱいです。こんな会議が学校、職場、サークルなどで出来ると市民力がUPしますね。目先の問題でなく、問題の本質を探ることで、新しい解決策が出ることもあるのですね。体験したことで発見がたくさんありました。