<中小企業庁>ふるさとプロデューサー育成支援事業2016
実施プログラム
研修内容
研修は、段階を踏みながら、「守→破→離」の3ステップで、それぞれ「研修→地元での実践→検証」のサイクルを繰り返し、ふるさとプロデューサーとしての一歩を踏み出します。
●座学研修(8月26日(金)~8月28日(日))
ランドブレイン株式会社による事前研修。
●Step1 「守」 (9月初日~1か月程度)
・OJTへの参加
・マイスタイルおよび萩原修さんの、基本的な業務理解と実践
・ふるさとプロデューサーの型を学び分析する
●地元での実践 (10日程度)
・地元で地域資源発掘フィールドワーク
●Step2 「破」 (1か月程度)
・OJTに本格参画
・Step1で学んだ型をもとに研修後の事業のビジネスモデルを検討する
●地元での実践(10日程度)
・地元のキーマンインタビュー
・自らのビジネスモデル要素の検証
●Step3 「離」 (1か月程度)
・OJTの仕上げ
・事業計画書作成・プレゼン
●修了までの地元での実践
・地元での実践
・研修の仕上げ、成果発表準備
座学研修の内容
①地域の強み発見ワーク
自分の地域の強みについて振り返り、
商品開発にあたって活用できる物的資源や人的資源について洗い出します。
②ビジネスモデルキャンパスでブランドコンセプトを描く
ビジネスモデルキャンバスを使って、ビジネスプランを可視化する。人、資金、物、情報など、経営の諸要素を関連付けて、ビジネスモデルを組立てるコンセプトづくりを身につける。
※ビジネスモデルキャンパス…組織活動を「顧客」「与える価値」など、9つの要素に分類し、それぞれがどのように関わり合っているかを描き出す手法。
上記①、②の内容をSTEP1~STEP3の中で繰り返し学びながら、
事業のビジネスプランを醸成させていきます。
座学研修の様子(2015年度)、講座受講だけでなく、中間報告なども随時入れながら主体的に活動していきます。
OJTで関わる2つのプロジェクト紹介
本研修は、90日間の研修を通じて、以下の①②の2つのOJTを、見学者ではなく、スタッフの一員として、プロジェクトの一翼を担う体験をしていただきます。
OJTの成果は、週に1度、「報告→フィードバック→改善」のPDCAサイクルで検証します。
OJTを通して会得したほしいことは、2つのプロデュース力=「世相や地域が変わってもぶれない根源的なプロデュース力」+「変化に柔軟に対応する実践的プロデュース力」の体得です。
①ふるさとプロデューサー萩原修の「かみの工作所」プロジェクト
企画、連携企業・デザイナーとの打合せ、プロジェクト管理、ブランド化、販路開拓までの幅広い業務を経験していただきます。
かみの工作所プロジェクトの製品を生産する福永紙工の工場/かみの工作所の展示出展の様子
②マイスタイルが手掛けるテーマ型コワーキングの立上げ、地域情報サイトの立上げ
10月に開設予定の、カフェ・セミナールーム併設コワーキングと、市民連携による子育て支援サイトの立上げ、および初期の運営という”ゼロから1をつくる”プロジェクトに携わっていただきます。
多くのステークホルダーとの打合せにも同行し、いかに巻き込み、関係性を構築するかの手法を学ぶと同時に、サイト構築を通して発信スキルを磨きます。
本研修を通して得られる経験・成果
2つの「プロデュース力」を養う
①世相や地域が変わってもぶれない根源的プロデュース力
氾濫するノウハウに翻弄されるのではなく、根源的・本質的な応用力を発揮するためのプロデュース力です。
変化の大きな時代だからこそ、逆に根源的な軸をぶらさないアプローチが求められており、このことにより、一過性の成果ではなく、息の長い力強い成果を生み出す基盤が作られます。
これは、コミュニティビジネスの中間支援団としてのマイスタイルも、デザインディレクターとして数多くのプロジェクトを手掛けてきた「ふるさとプロデューサー」萩原修さんにも共通するあり方であり、強みです。研修を通じて、その本質を体得していただくプログラムを提供します。
②変化に柔軟に対応する実践的プロデュース力
一方で、変化が激しいからこそ、新しく生まれたツールや仕事の可能性には、敏感にアンテナを立てて、目利きをし、必要であれば柔軟に取り入れ、普及させていく実践的プロデュース力にも磨きをかけます。